福岡県、といえばランキングを考察

ここでも名物

福岡県といえば、このテーマを持ちかけられて黒田官兵衛と答える人もいるでしょう。大河ドラマ化もして一躍話題となりましたが、本当にそうなのでしょうか? 実はもっと他のイメージが強いのではないか、ここでは福岡県といえばという質問に準じて、よく上がるものを色々な角度から視て、考察していくサイトです。

辛子明太子の存在

目の前に無くても想像するだけで空腹感を演出してくれる食べ物というものはある。人の嗜好によって分かれますが、福岡県といえばの代名詞であり、福岡県のグルメといえばで絶対に忘れてはいけない、博多ラーメンに次ぐものといえば辛子明太子の存在は外せません。こうして文章に辛子明太子と記すだけで涎がダラダラと、炊きたてホヤホヤの白いご飯と辛子明太子、それにお味噌汁があるだけで十分過ぎる朝食となるでしょう。昼ごはんもなんとか、晩ごはんまでとなるとさすがに主菜が欲しくなるので、まぁ限度はあります。

やはり辛子明太子も福岡県という枠組みで考えた上で、様々な観光グッズに転換されています。お煎餅などのお土産で定番のものに使用されていたり、辛子明太子をモチーフにしたグッズなども販売されている。食べ物ならともかくぬいぐるみやらグッズにして売り出すのは露骨すぎないか、そう思う人もいるでしょうが売ったもん勝ちなので、良しだ。

そんな辛子明太子の起源についてですが、これだけ博多産の商品が有名になると福岡県で生まれたもの、と思う人が多いでしょう。しかしだ、実は辛子明太子の起源は福岡県ではないのです。何処かというと、辛子明太子は元々の明太子・たらこを唐辛子といった香辛料によって味付けして出来上がった代物、唐辛子といえばどこでしょう。そう、近年はトコトン過ぎるくらい関係が悪化している韓国で生まれたものなのです。

釜山から下関へ

明太子やたらこは御存知の通りスケトウダラの卵が原料となり、広く親しまれるまでに至っています。私達はそんないたいけな魚の赤ちゃんたちを食べているという、ちょっと考え方を変えただけでグロい方向へと傾いてしまう辺り、食という魔力には勝てないことを常々痛感させられます。だからこそ食人すら出来る人種がいまだ存在しているのかもしれませんね。

辛子明太子が生まれたのは太平洋戦争中、この当時における韓国にて製造されたものだ。唐辛子やにんにくといった食欲をそそらせる、もう見ただけでお腹のマーチが鳴り響いてもおかしくない展開が待ち構えている状況で、しっかりと熟成して出来上がったものが原点となる。キムチと非常によく似た製造法となっているので、とにかく辛味たっぷりにするのが韓国人ならではなのはご愛嬌だ。

そんな商品が日本に初めて来たのもこの頃で、まず最初に日本という大地にたどり着いたのは山口県は下関市へと輸入されたのです。福岡県のそれなりにお隣に位置している県なので、意外と言えば意外かもしれません。

まぶすのが最初だった

辛子明太子は今でこそ漬け込んだものを頂くのが主流となっていますが、韓国で製造されたものは唐辛子を軽くまぶした『まぶし型辛子明太子』が始まりとなっているのです。その後乳酸発酵などの効果を期待されて、唐辛子を漬け込む漬け込み型辛子明太子が人気を集めることとなります。

ちなみに日本でこの漬け込み型辛子明太子が流行したのは、現在の福岡県内でも辛子明太子を広く日本で人気が高い食材として広めた大手食品メーカーであるふくやだ。その創業者がいわゆる、韓国式まぶし型辛子明太子を参考にして、福岡県博多式に変換して製造した漬け込み型辛子明太子となっているのです。起源は韓国、進化は福岡県博多市、中々面白い歴史を辿っているのだ。

怒涛の辛子明太子ブーム

博多市を中心に地元の根強い人気を獲得していった辛子明太子はその後、山陽新幹線が博多まで伸びたことで東京へとその足を伸ばす。三越百貨店、ここで販路を築いたことでそれまで知ることのなかった新しい福岡県の名物として全国各地に流通するきっかけを築きあげて、日本で不動とも言える人気を獲得した。今となっては百貨店や量販店などの店舗で気軽に購入することも出来るようになっているので、日本人の食卓にこれほど欠かせないものになったのは間違いありません。

グルメとしての人気は

福岡県といえば、という代名詞で思いつく物を上げていけばやはり出くわす辛子明太子。博多ラーメンの方が圧倒的に知名度が高いのもそうだが、1つ共通点をあげるとするなら好みの違いでしょう。博多ラーメンは臭い、辛子明太子は味や辛味、といった独特な部分が好き嫌いを生み出します。明太子やたらこは好きだけど、辛いのがダメという人には辛子明太子の辛味は中々来ます。個人的には多少所ではない、かといって激辛と呼ばれるギリギリのラインまで耐えられるので、程よく食欲を促進してくれるこちらの商品は何倍でもご飯がおかわり出来てしまいます。

福岡県のグルメとしての価値もいうことはありません、1つ語るとするなら黒田官兵衛の知名度は人間どころか食べ物にさえ劣るとなると多少なりとも可哀想になってくる。